五等分の花嫁85話考察! 四葉=写真の子説濃厚?
こんにちは。今回の話は最高でしたね。
一花の贖罪も無事果たされ、姉妹の絆がより深くなり三玖と風太郎の気まずい雰囲気も一気に吹き飛ばした....
しかし今回様々な情報が明かされました。考察材料も複数存在し、たった20数ページにここまでの情報量や上記の問題たちも解決できるように話を書いたねぎ先生、マジで天才だなと思いました。
では考察を始めていきたいと思います。
⚠︎このブログは基本的に四葉=写真の子という前提で進めていきます。
1写真の子は一花ではなかった
最新話で一花は写真の子ではないと判明しました。
しかし同時に過去に風太郎と会ってた事は判明しました。一緒にトランプをして遊んだのは一花だったんですね...
この事実が判明したことにより、置いてあったいくつかの伏線が回収されました
一つ目は77話での「そっか」のシーンです。
前に僕は「この写真を一目見ただけで何か気づいた一花は過去の風太郎に関わってる可能性が高いのでは?」と考察しており、「一花=写真の子」説を無視できなかったのですが実際に一花は写真の子ではなくトランプをして遊んだだけだったんですね。
その時の記憶が深く刻み込まれていたからこそあの写真を見てすぐに気づけたのでしょう。
また林間学校の風太郎の金髪姿を見た時点で既に気づいてた描写もありましたね。
② シスターズウォー一回戦の意味深な描写について
このシーン、ずっと気になってたんですよね。意味深な感じですし...ただ情報量が少ないので置き去りのままでした。
しかし今回の話を見て僕なりに意味は理解できたので、このシーンの意味を解説していきます。
まず今回の話で一花は風太郎と過去にあってた事が判明します。写真の子から「面白い子に会ったんだよ!」と他の4人の姉妹に話すシーンがありますね。
そして一花は1人で抜け出し、風太郎が待つ部屋に行き2人でトランプをします。
ここで重要なのは風太郎が写真の子と遊んでいると勘違いしてることです(全員見た目が同じだったので細かく判別できるわけがありません)
風太郎にとっては一花とトランプで遊んだ時間も「写真の子」と遊んだ記憶になっているのです。
現在、一花しかこの件に関しては事実を知りません。
だからこそ一花は修学旅行で風太郎に「自分が写真の子だよ」と言い、信じ込ませようとしてのではないでしょうか?
半分嘘で半分本当のことを全部本当にして彼へのアドバンテージを得ようとしてたのでしょう。風太郎にとって写真の子というのは今でも根強く風太郎の根底にあるでしょうし、効果抜群なはずですから。
というのが僕の考えです。
ここで先ほどのシーンに戻ります
なぜ、一花は四葉に対し「私たち京都に行ったことあるっけ?」と意味深に問いかけたのでしょうか
四葉に過去に京都に行った記憶があるか、それともないか確認するためだと私は思いました。
じゃあなぜわざわざ四葉に?
それは一花は「写真の子=四葉」だと気付いているからです。
真の写真の子というのは四葉であるとわかっており、今回修学旅行で風太郎に自分が写真の子だと押し通すためには真の写真の子の存在が邪魔になると思ったので記憶の確認をしたのではないでしょうか?
直接的に「過去に風太郎くんと会ったよね?」と聞いていないのはその言葉で四葉の過去の記憶を取り戻すトリガーになるのを避けるためでしょう
だからあれだけ遠回りな聞き方をしたのではないでしょうか。
もし四葉が「京都に行ったことを覚えてない」と言ってたら本当に一花は自分が写真の子と押し通すつもりだったのでしょうね。
雨の清水寺で涙ながらに「私が写真の子だよ」と語ったのは全てが風太郎にバレてしまい、本来使うべきじゃなかった武器を最終手段として取り出したのでしょうね....
最後に一つ付け足したいのは、一花が例の写真を見て昔の記憶を思い出したのに対し、二乃は初期の話の方で例の写真を見て「この子どこかで...」という曖昧な記憶しか出てきてませんでした。これは間接的に二乃が写真の子ではないという事でしょう。
しかし過去に五つ子全員が風太郎を見た、または顔を合わせた可能性は高くなりましたね。
2 過去の描写
今回過去について考察する際に有力となる描写が出てきましたね。このシーンです。
実は僕、「五つ子の性格である程度写真の子を絞ることができるのではないか?」と考えていまして、その考えがこの描写に適応しているので五つ子の性格についてまず考察したいと思います。
最初にこのアンケート結果をご覧ください。
一枚目は皆さんが写真の女の子についてどのような印象を抱いているのか調査した結果です。見事に全員「明るい、元気な性格」に票を入れてくださりました。
2枚目は二乃の6巻での「昔は五つ子全員同じ見た目、同じ考えだった」という発言についてです。
僕はこの五つ子性格論を展開するにあたって、この二乃の発言がどうしてもネックでした。これが本当なら性格で写真の子を特定する事が不可能になるからです。
しかしそれはあり得ない話だと僕は思っていました。全員が同じならマルオや5人の祖父、母親はどうやって彼女たち一人一人を見分けていたのだと。
しかしその考えが僕だけだとダメなので今回アンケートをとりました。70%ほどの方が僕と同じ意見だったので、安心しました。
この場をお借りしてアンケートに協力してくださった方々に改めてお礼申し上げます。
本題に戻ります。
今回の写真の子は風太郎に会ったことを他の姉妹に話しています。目を輝かせてハキハキと笑顔で喋る彼女を見ると、やはり元気で明るい性格なのは合ってるのでしょうね。
次は現在の五つ子の性格を考察していきたいと思います。
まず一花。彼女は明るく男女からの人気もあり自分の夢を追いかける強さもあると三玖から言われていますね。性格はこの通りでしょう。
次は二乃。この子は他の子、特に異性と関わっている描写が少ないのですが見た感じ男子と自分から進んで仲良くしていこう!という感じのタイプではないでしょう。もともと風太郎に対してあれだけきつい態度を取れるのですからね。
そして最近の若い女性らしい綺麗でおしゃれな印象があります。これは服装に気を遣ったり、メイクをしたりと描写からそういう印象が読み取れますね。
次に三玖。彼女は物静かでおとなしい印象ですね。男子のことをいきなり呼び捨てにしたりするなど男子との距離感の掴み方がイマイチわかってないような気がします。しかし二乃のように進んで交流をしないというよりかはもともと関わる気が無さそうです。
喋り掛けられたら丁寧に受け答えしてくれそうな、いわゆる裏で男子から人気がありそうな女の子ですね。
自分の好きなことになると熱く語ってしまうというオタク女子らしい一面もありますね。
次に四葉。この子はわかりやすいですね。
お人好しで元気で明るい性格です。
最後に五月ですが、この子は真面目という印象が一番強いです。
勉強に意欲的に取り組んでいるのに結果が出てないというタイプでしたからね。
立ち振る舞いも上品ですし。
ただ母親の「男の人はちゃんと見極めろ」という遺言を大切にしているので男子とはそれほど最初からは深く関わらない可能性が高いです。
写真の子は金髪でいかにも不良という感じの風太郎にも臆さず話しかける度胸があり、また困っている風太郎を助けたという新切な心も持っています。
現在の性格だけで言うならば、四葉がどんぴしゃでハマるわけですね。
しかし写真の子たちの話は五年前、今の性格で特定してもそれほど意味がありません。
大きく性格が変わった可能性もありますからね。
それではここから過去の五つ子たちの性格を考察していきます。
写真の子=明るい、元気という考えはほとんど共通認識といっても過言ではないですね。
そして過去の五つ子たちの性格を考察する材料なのですが、実はほとんどありません。
しかし重要な描写が一つ存在します、それは何かというとこのシーンです。
五つ子たちの過去のピース写真です。これって彼女たちそれぞれの特徴や癖が出てると思いませんか?
このシーンにはこの五つ子たちがそれぞれ現在ではこの姉妹が当てはまってる、ということを示唆するシーンも同時に展開されています
それを当てはめると左から二乃、三玖、五月、一花、四葉となります。
二乃のピースの仕方はギャルっぽい(最近の若い女の子がしそうな)
三玖、五月はおとなしめ(いたって普通のピース。主張しすぎない感じ)
一花、四葉は元気で明るい感じがするピースですよね
あれ、そんなに今の性格と変わらなくないか?と思いました。
という事は明るい、元気に当てはまる一花と四葉が自然に写真の子の有力候補となり、さらに一花は写真の子ではないと今回わかったので四葉が写真の子の最有力候補と僕の中ではなりました。
しかし五月だけはこの頃から大きく性格を変えた可能性が存在します。
その転機は母親の死です。
その時の落ち込みようは一花に「お姉ちゃんらしくしないと」と思わせるほどです。
大きなショックを受け、人格が大きく変わってしまったと言われても不思議ではありません。
この五つ子性格論はこの部分に関しては何もわからないのでまだ確信をもってお届けできるレベルではありません。
しかし僕の解説を見て、「なるほど!」と思ってくれた方がいらっしゃると嬉しいです。
3 今回の話で気になった点について
ここからはただ気になった点を挙げていきます。
①四葉の発言
自分がシスターズウォーに参加できない代わりに三玖にはせめて一花と二乃に同じ土俵に立って欲しかったから三玖に肩入れをしたと僕は考えました。
そして風太郎にバスの中で言われた「全員を幸せにすることなんて不可能だ」という言葉を受け止めてこの発言をしたと考えられます。
②吹き出しの位置
吹き出しの位置的に、この「....っ」は五月が言ってるように見えます。三玖の告白を見て何かを思ったのでしょう。
この苦しそうな感じ、もしかして五月にとっては不本意な展開が起こってしまったからなのではないか?と考えました。
そもそも私は五月が零奈に変装した理由は写真の子の手助けをするためだからと思っています。(詳しい事は四葉=写真の子説のブログを見ていただければ)
そして今回の不可解な一連の行動の理由は「風太郎に写真の子についての詳細を思い出させるため」だと思っています。風太郎には写真の子とくっついて欲しいと思っているのではないか?と考えています。
という事は五月にとって写真の子ではない他の姉妹が風太郎と付き合うのは不本意です。
このシーンの意味はそういうことだと思いました。
4 まとめ
これからどんどん物語の核心に迫っていきそうな展開になりそうですね。
僕の大好きな四葉ちゃんの出番がこれからどんどん増えて欲しいです!
ここまで見ていただき、本当にありがとうございました!
また次のブログでお会いしましょう!
⚠︎ブログにおいて公開されている情報物は全て
講談社様から出版されています「週刊少年マガジン」連載中の春場ねぎ様 著作
『五等分の花嫁』より引用しております
五等分の花嫁84話考察&感想
こんにちは。今日も最新話の考察をしていきます。
さて、今回の最新話ではとうとう三玖ちゃんが覚醒しましたね。指差し告白の威力は例えるなら大谷翔平選手のストレート並みでした。
今回はほとんど風太郎と三玖のデートで占められており、考察の余地はそんなにない気がしますがそんなことはありません。
それでは前置きはここまでにしておいて考察を始めていきましょう
① 今回のデートをアシストしているのは誰か?
不自然な下着の差し出し、風太郎を押して三玖を池に落とす、急に置かれていたパン...
今回の二人のデートには第三者が関与している可能性が高い、いや関与していると言い切ってもいいでしょう。
とりあえず関与している可能性を持つ人物を挙げるとするならば
五月(前話での際どい下着を持ってきたんだねという一花の発言から、三玖に渡された下着は彼女の持ってきた下着の可能性が高い)
一花(前話でのお腹痛い発言から班を抜け出して2人のアシストをしようとした。伏見稲荷の頂上で三玖はパンを落としたので、その場に残っていた一花は十分回収できる)
武田&前田ペア(三玖と風太郎を2人きりにして2人だけでどこか行くというのはなかなか考えにくい。そもそも風太郎の事を武田は大好きなのだから放っておくのはおかしい)
四葉(三玖の修学旅行を台無しにしてしまった、これから取り返させてほしいとの発言から)
最有力なのは一花と武田かな、と思います。
この2人は以前同じクラスで面識も少なからずあるでしょうし、武田は風太郎が姉妹たちのために全力を尽くすことを惜しまない人間だと全国模試の時に知っていますからね。
一花が五月から下着を借りて様々な場面でサポートし、武田が風太郎と三玖を2人きりにするように前田に事情を話したor無理やり連れ出した
前田は風太郎に恩があるはず(林間学校の件)ですし、武田に無理やり連れ出されても納得できない性格っぽい(憶測)なので武田から理由を話された上で納得し、更にはサポートにまで加わってる可能性はありますね。
五月は直接的に関わってるかは不明です。一花に「下着捨てるならちょうだい?」と言われても一花は五姉妹の中でも大人なので納得して彼女はあげるでしょうし、それを何に使うかなんて気にしないでしょう。
四葉は性格的に三玖の手助けをすると言われたら喜んでするでしょうが、先ほどあげた一花と五月に比べて物的証拠等がないので難しいですね。ただ、一つ理由を挙げるとするならば
この「戦国武将の〜」の吹き出しが二つ重なってるいるのに着目します。
二つ重なっているということは一花だけじゃなく、他の姉妹の誰かが関わっていると示唆してる可能性があるシーンです。
それが五月か、はたまた四葉か....
四葉は先ほどあげたように他の姉妹のためならとことん頑張る女の子です。手助けは喜んでするでしょう。
結論として僕は2人をアシストしているのは一花と武田&前田ペア、そして+αで四葉だと思います。
②気になったシーン
あれ、風太郎って写真撮る時こんなにテンション高かったっけ??
こんなに笑顔になる人間だっけ?
と思いました。おかしいですよね、82話で五月と清水寺で写真を撮ろうとした時のあの興味なさそうな顔やスクランブルエッグ編でも集合写真で仏頂面してましたね。
ここで一つ僕が思ったのは、「風太郎は三玖を楽しませようとしている」ということです。
それならば一つの疑問が出てきます。
もしかして、この2人きりのデートは全て仕組まれたものなのか?
一花は三玖に罪を償いたい
風太郎は自分への告白が未遂に終わり、落ち込んでいる三玖を放っておけなかった
落ち込んだまま三玖に修学旅行を終えて欲しくない、楽しい思い出を作ってあげたい
そう思ったのではないのでしょうか?
そして自分への想いを彼女に打ち明けさせるためにこのデートを仕組み、その想いを受け止めようとしているのではないのでしょうか?
僕はそう思いました。
③まとめ
修学旅行編はもう既に三日目ですが、まだまだ解決すべきことがたくさんありますね
五月の行動の真意
四葉の「五月、私に何か隠してる?」発言
一花の他姉妹へのこれからの対応
私は多分一花が三玖をアシストした事で三玖にしてしまった事への罪滅ぼしとし、堂々と本格的にシスターズウォーに参加してくのではないかと考えてます、
そして次週は三玖の告白に対して風太郎がなんて答えるのかも見所ですね。
急いで書いてしまったのでとても雑になりましたが、何かの参考になれば幸いです。
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『五等分の花嫁』より引用しております
「五等版の花嫁」最大の謎「写真の子」について徹底解説!!(加筆修正版)
初めまして。と申します。
大人気漫画「五等分の花嫁」の作中最大の謎、「写真の子」について今回は考察をしていきたいと思います。ブログ初心者ですので乱文雑文誤字脱字等ありますが暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。
注意事項です!
1 矛盾や強引に解説してるところもあります。「これこじつけだろ!」と思われるところもあると思いますがそこは見逃していただきたいです。
2 1話から最新話までの内容を含みます。
単行本勢、アニメ勢の方でネタバレが嫌な方は閲覧を避けてください。
3 もしこのブログの内容について補足部分などありましたらコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
4 五等分の花嫁の考察をしている方たちの意見も参考にしています。それ故「この考察部分どっかでみたことあるぞ...」と思われる部分もあるかと思いますが被るのは仕方のないことですので、指摘はやめてください。
5 私の想像の範疇の話が多々出てきます
なので「絶対こういう事だ!」と断言してるわけじゃなく「こういう事だったら面白いな〜」という可能性の話をここでしているだけです。そこを理解した上でお読みください。あくまでも「予想」です。
それではまず最初に、最新話までで確定している事項を再確認してみましょう
写真の子=中野五姉妹のうちの誰か
ボートで会った零奈とショッピングモールで会った零奈=五月
写真の子に関する話ではこの二つが確定事項となっています。
(1) 四葉=写真の子説
五等分の花嫁で一番の謎と言ってもいい、
風太郎を変えた思い出の写真の子。
作中でそれは五姉妹の誰かという事が確定しています。
最近では五月か四葉のどちらかが写真の子だと言われていますが、私もそう思っています。一花、二乃、三玖ではないという話は筋から逸れてしまうので、ここではしません。
このブログでは主にその写真の子=四葉という事で進めていきます。
簡潔になぜ五月が写真の子ではないかというと、ここ最近の彼女の動き方が五月=写真の子ということを否定しているからです。
自分が写真の子ならば風太郎にそう言えば済む話なのですが、あくまでも五月は風太郎に「写真の子について風太郎自身に思い出してもらう」というスタンスで、回りくどい行動ばかりしています。
逆に四葉が写真の子だということを説明するためのピースはそれなりに揃うんですよね。なので僕は写真の子=四葉説を推しています。
ではなぜ四葉なのか?という事ですが、それは以下の考察材料から来ています。
①風太郎の理想の女の子は「写真の子」で「写真の子」に一番近いのは「四葉」?
5年前、修学旅行中に「自分はいらない人間だ」と思い班から抜け、単独行動を開始した風太郎
一人でいる時に盗撮を疑われ、ピンチになったその時助けてくれた女の子が写真の女の子でした。見ず知らずの困ってる人を迷わず助けようとする女の子。
さて、五姉妹でこの写真の女の子の性格に一番当てはまるのは誰でしょう?
四葉ですよね。困っている人を放っておけず、自分のことを顧みず助ける。そんな素晴らしい正義感と優しさを持っている彼女。
明るい性格なら社交的な一花が居ますが、五姉妹の中で一番この条件に合っているのは四葉です。
考察材料が限られてる中で、「写真の子」の言動や表情、仕草などが描かれているシーンは「写真の子」を考察しようとした時に他の何よりも強い考察材料となります。
風太郎にとって写真の子というのは「恩人」です。この子に出会ってからずっと彼は「誰かに必要とされる人間になる」という信念のもと勉強に励んできました。
5年という長い月日の中で、風太郎の中で大きな支えとなり、そして彼女に対する想いはどんどん増していきいつからか「写真の子=理想の女の子」という対象になっていった可能性は高いです。
そして風太郎は四葉に対し写真の子を重ねている描写があります。作品の中でこの描写が存在するのは五姉妹のうち四葉と五月の2人だけです。
(「五等分の花嫁 」36話より引用)
これは彼が「写真の子と四葉が似ている」と感じていることを示唆しているのではないでしょうか?
反論として「五年前はほとんどみんな同じ性格と外見だった」という作中のセリフがあります。これが本当ならあの日声をかけた女の子は必ずしも「四葉」と言えません。
しかし五人全員が一緒というのは完全にあり得ません。それなら五人を見分ける術がなくなってしまいます。
生まれた時から彼女たち一人一人に必ず差異はあるはずです。
四葉のあのお人好しな性格は生まれ持ったものであると言え、他の姉妹は持っていない「オンリーワン」の性格と言えます。
②風太郎の前に現れた零奈について
写真の子を語る上で外せないのが零奈の存在です。ここでいう零奈とは42話にて風太郎の前に現れた子と79話にてショッピングモールに現れた子を指します。そして79話でその正体が五月と判明しました。
さて、写真の子=四葉だとすると写真の子を騙る零奈の正体がなぜ五月なのか?という疑問が生まれてきます。
ここで提唱するのが「四葉が五月に風太郎が写真の子にさよならしてもらえるように頼んだ」説です。もう一つは「五月が単独で零奈を騙った」説です。
後者は五月の動機が不明です。この場合「写真の子」に関わってる人物が五姉妹で五月だけだいうことになります。
五月は家出中でしたのでその時四姉妹と関わることはなかったはずです。しかし一人だけ風太郎が五月に過去のことを話してから零奈に変装するまでに五月と会った人物がいます。
それは四葉です(「五等分の花嫁」41話より引用)
もし五月が他の姉妹と協力し、または他の姉妹から頼まれて零奈を騙ったならその他の姉妹に一番合致するのは「四葉」でしょう。まず零奈に変装するための道具を用意するためには誰かの協力を仰がないといけませんよね。
この時点で既に五月が誰かと共謀している可能性が濃厚であり、四葉が変装道具を五月に渡した可能性が高いです。また四葉に、零奈に変装する理由を黙ろうとしても彼女の性格からきっと聞かないままではいられないでしょう。
そして最初の方にも書きましたが五月=写真の子ではないと僕は思っています。零奈は「現在の写真の子」の具体化なので五月が写真の子でないなら彼女が単独で零奈を騙る理由がありませんね。
考えられる一つの理由として、落ち込んでいる風太郎を励ますために零奈を騙ることにしたのかもしれませんがそれは五月が単独で「写真の子の未練を断ち切る」という考えに至るということ。
別れ際はほとんど無理やり風太郎に「さよなら」をしている以上落ち込んでいる彼を励ますために現れたとは考えにくいです。
零奈が風太郎の前に現れた理由は「風太郎を縛る過去の写真の子とさよならさせるため」で、写真の子が五月ではない以上五月単独でこの思想には至らないでしょう。
なので後者の説は否定されます。
と言うことで今回は前者の「四葉が五月に変装を頼んだ」説を考察していきます。
ここからは想像の話が多くなります。
七つのサヨナラ編で五月は家出をし、風太郎家に居候することになります。
その時五月と風太郎は夜月を見に外に散歩へ出かけます。
そこで風太郎は、写真の子への想いを五月に語ります。
その時、茂みが揺れるシーンがありましたよね?誰かがそこに居たという示唆でしょう。
僕はこれを、「駅伝の自主練をしていた四葉がこっそり見てた」と思いました。
そして四葉はその写真の子=自分と気づき、風太郎の未練を断ち切るために駅伝の練習で忙しい自分に代わって五月に零奈に変装してもらうことを頼んだ...という説です。
ここでの疑問点は
1 四葉はいつから自分が写真の子だと気付いた?
2 なぜ四葉は風太郎に過去の自分を忘れてもらいたかった?(=未練を断ち切って欲しかったか)
の二つです。
まず一つ目に関してお話しします。
これは僕は最初から気づいていたと思っています。
しかしなぜ四葉は上杉風太郎という人物が「彼」だとわかったのでしょうか?
テストの答案を落としたシーンを見たという描写はありませんでした。
このシーン、普通に作品を読んでいるだけではそこまで気にならないシーンですよね。
だけどこの説を提唱するには十分な考察材料となります。
作中で5年前の写真の子と別れる時、「じゃあね、上杉風太郎くん」とフルネームを呼ばれています。
ということは四葉が写真の子なら風太郎のフルネームを風太郎と出会う時まで覚えていても不思議ではありません。
ただ過去の風太郎と現在の風太郎は外見が違うのですぐに特定できたとはなかなか思えませんが
この時点ではまだ四葉に過去風太郎と出会った思い出は残っていたとしても、その男の子が風太郎自身だとは確信できないでしょう。
それを風太郎が五月に過去を語っている時に茂みの中から聞いていて、風太郎の思い出が自分の思い出と合致しているとわかり
自分が風太郎の思い出の写真の子と気付いたというのが僕の考えです。
そして二つ目のなぜ四葉は風太郎に過去の自分の未練を断ち切って欲しかったのか?という事について説明します。
はっきり言います。四葉は風太郎のことが好きだと僕は思っています。
72話で四葉は風太郎に対し「凄い人」「私と上杉さんが付き合うなんて恐れ多い」と発言しています。第1話で彼のことを天才と呼んでいるのもそうですが、四葉は風太郎をとても尊敬しており、凄い人だという認識をしています。
そして彼と出会い共に過ごしてきた時間の中で彼に恋愛感情を抱くのは不思議ではありません。
一花も二乃も三玖も同じ時間を過ごし、だんだんと彼に恋愛感情を持っていったのに四葉は持っていないとは言い切れませんよね。ましてや五姉妹の中で唯一最初から彼のことを尊敬し、彼に協力していたのですから。
そして72話での四葉の表情に注目してみましょう。
(二枚共に「五等分の花嫁」72話より引用)
これは恋する乙女の顔でしょう...!
他にも顔を赤らめてるシーンが多数あります。
そして「みんなに悪いよ 私はただ上杉さんがすごい人だってみんなに知って欲しかっただけ」と発言しています。
このみんなとは誰のことを指すのでしょう?風太郎と付き合っているという噂を流されて困るのは相手の風太郎だけです。ほかのクラスメイトには何の迷惑もかかりませんよね。
「私が上杉さんと付き合っているという話が大きくなったら、風太郎を好きな他の姉妹に対して迷惑がかかってしまう」
こう考えるのが自然でしょう。
「読者」の私たちは一花、二乃、三玖の風太郎に対する好意を把握していますが、72話時点で四葉は三玖の好意のみを把握している状況です。それなのに「みんな」というのはおかしいでしょう。つまり四葉は一花や二乃が風太郎に対して好意を持っているということに勘付いているのです。
ここで僕の見解を述べさせていただきます。
四葉は勉強が苦手なだけで決して頭の悪い子ではありません。
唐突ですが、皆さんの周りに「空気が読める人」はいますか?周りの人間がして欲しいことや、感じてることを理解しその人に求められている行動ができる人間です。四葉はこのタイプの人間だと私は思います。
風太郎に81話で「お前は周り(主に他の姉妹).に気を遣いすぎだ」と怒られているシーンもありますよね。
それならば、一花と二乃が風太郎に恋愛感情を持ってると察する事も難しいことではないでしょう。三玖の恋愛感情は確定で知っているので、三玖だけのために譲ったとも言えます。
。
(「五等分の花嫁」81話より引用)
そして「姉妹のみんなが私より幸せになるのは当然です」とも四葉は発言しています。
自分の風太郎への恋愛感情を押し殺し、他の姉妹に譲る....こういった考えに彼女がなっていても不思議ではありませんね。
そして極め付けはこのシーン(五等分の花嫁」78話より引用)
「自分はどうでもいいから、ほかの四人の姉妹の意見を尊重しよう!」という彼女の心情が聞こえてくるようです。
その後の悲しげな「何か問題ありますか?」も闇四葉ですね。
これが四葉の性格その1「自己犠牲の精神」です。
そしてもう一つ彼女の性格で特筆すべきものがあります。四葉の性格その2「自己評価の低さ」です。
四葉は前の高校で自分だけ落第してしまったという経験があります。そのせいで姉妹のみんなに迷惑をかけた...と言ってるシーンもあります。
彼女がどんな人生を歩んできたかはまだ私にはわかりません。ただ成功ばかりの人生では無かったでしょう。挫折も多かったはずです。「失敗続きの私だけど」とも7巻の56話で言っています。その失敗を繰り返す過程で、彼女の自己肯定感はどんどん低くなっていったのではないでしょうか?
そして...あの日誓った約束を果たせていないことが一番彼女の中で辛い事なんじゃないでしょうか?
五年前、写真の子は風太郎に「私が姉妹のお手本になるんだ」と言いました。
「一人で寂しいもの同士仲良くしようよ」とも言いました。
時が経ち、風太郎は勉強を頑張って全国模試3位の成績を叩き出すほど努力をして凄い人間になり、誰かから必要とされる人間に、そして五姉妹に必要とされる人間になりました。
これは零奈も言っています。「君はもう、必要とされる人間になってるよ」と。
しかし四葉は姉妹のお手本になるといったのに、とてもそうは言えない状況になっています。自分だけ前の高校で落第してしまって、他の姉妹に迷惑をかけてしまったのに....
そして風太郎の中で、写真の女の子はまさに理想の女の子と言えるほど彼の中で大きな存在になっていました。
もしそれが四葉だと風太郎が知ったなら風太郎はどんな反応をすると四葉は思ったのでしょうか?
自分のことをダメな人間と思っている四葉は、「風太郎の中の過去の自分と今の自分のギャップ」に苦しんだのではないでしょうか?風太郎の中の理想像を壊すのが怖かったのではないでしょうか?
なので風太郎が自分が写真の子という事実に気付く前にその未練を断ち切って欲しいと思ったのでは?
全ては風太郎に失望されないように...
というのが僕の考えです。
さあ、この2点を踏まえてこのシーン見てみましょう。
(「五等分の花嫁」72話より引用)
この衝撃のシーンは話題になりましたね。一部では「闇四葉」とも言われてました。風太郎と付き合ってるのか?と聞かれるシーンの後ですよね
しかしこれまでの話を踏まえるとこの何か諦めたような表情の意味はわかりますよね。
(風太郎の事が好きだが、自分は彼に釣り合わない存在。そして同時に他の姉妹の幸せのために彼を好きという感情は押し殺す。だから風太郎と付き合うことは)
「ありえません。」
という意味だと僕は考えています。
今回話したことは想像の話が多いですし、ツッコミ部分も多いでしょう。「なぜ零奈が存在したのか」という真の意味が早く作中で描かれることを期待しています。
しかしここで書いた情報は四葉=写真の子説をさらに強くする情報も複数含まれています。想像だけでの話ではないということをご理解していただきたいです。
③五月の行動の真意
次は五月の最近の行動について考察していきます。②で語った「四葉が五月に変装を頼んだ説(以下五月四葉共謀説)」を零奈が存在する理由として説明する場合五月についても深く考察しなければなりませんね。
ましてや修学旅行編の意味深な行動は見逃せません。
それではまず零奈初登場時の五巻のボートのシーンから振り返ってみましょう。
ここでは四葉に頼まれた通り彼の写真の子への想いを断ち切るために行動します。
しかしそこで彼女が独断で行動した一つのシーンがあります。それは母親の名前を語った事です。これはとっさに名前を聞かれた時に思いついたのが母親の名前だということでしょう。
ボートのシーンは軽く振り返るだけにしておいて、次はショッピングモールのシーンを振り返ってみましょう。
あの日「さよなら」を誓った彼女はもう一度風太郎の前に現れます。この時点で疑問点が生まれますね。なぜもう一度彼の前に現れたのか。
四葉がもう一度現れるように頼んだとは思えません。なぜなら彼女にとって過去の自分は風太郎に忘れてほしい人間だからです。今更蒸し返すようなことはしませんよね。
そして零奈変装グッズを五月が四葉に隠していた時点で今回は四葉に頼まれてないということがわかりますね。ということは五月が単独で零奈として行動しているということです。
2回目の零奈は「自分が誰なのか当ててみて」と風太郎に言いました。
なぜこんな回りくどいことをするのでしょうか?
このブログの最初の方でも書きましたが自分が写真の女の子ならそうと風太郎に伝えればいいだけの話ですよね。
そしてこのブログでは四葉=写真の子として話を進めていっています。
四葉にもバレないように行動しています。
簡潔にいうと「四葉に自分が何をしているかバレないように、風太郎に過去のこと(写真の子)を自発的に思い出してもらう」のが五月の狙いです。
ではなぜこんな回りくどい考えに至ったのでしょう?
ここで私は「五月が四葉のために、そして風太郎のためにこの行動をしている」という説を唱えたいと思います。
まず五月がこの考えに至った理由を紹介します。
78話で五月は一花、二乃、三玖の3人が風太郎に恋愛感情を持っていることを知ります。
(「五等分の花嫁」78話より引用)
ここで五月は「上杉くん、あなたは写真の女の子の本当の正体を知らないままで他の姉妹と付き合うことになっても本当に良いのですか?」となったのではないか?と思いました。これが風太郎のための理由です。彼がずっと追い求めてる「写真の子」がすぐそばにいるのですから。
しかし風太郎に「写真の女の子は四葉です!」と言ってしまってはいけません。
なぜなら四葉がそれを求めていないからです。過去の自分を忘れてほしい四葉にそれを蒸し返すようなことをすると言ったら間違いなく断られるでしょう。
だからあんな回りくどいやり方をして彼に「自覚」させようとしているのです。
そして四葉に対し「四葉、上杉くんへの思いを本当に断ち切っても良いのですか?」と思ったのではないでしょうか?
風太郎のことが本当は好きな四葉。しかし四葉は姉妹に遠慮してシスターズウォーの土俵に立たないようにしています。五月はそれを公平でないと考えたのではないでしょうか?
風太郎に写真の子の正体を気づかせ、なおかつ行動の意味を四葉に悟られないようにするためにあんな行動をしているとしたらしっくりきませんでしょうか?
四葉が五月に「私に何か隠してる?」と82話で言っていましたが、わざわざ「私」と強調しているあたり五月が四葉に対し隠し事をしているということが強調されているので四葉五月共謀説を強くする考察材料にもなると思います。
これで五月の行動の真意についての僕の考察は終わりますが、正直な話この考察はそこまで強いものではないかと思っています。
想像の話が多いですからね。
これを描写通りに受け取るなら「四葉=写真の子」説の否定となります。
そして今更話すのもおかしい...いや、ここまで書いてきたからこそこれを話す時が来たというべきなのでしょう。
その前に本筋に様々な理由で組み込めなかった考察材料を紹介します。これらも重要ですので是非見てください。
(1.5) 考察材料たち
①五巻のデートシーンの一コマ
四葉の欲しいもの=風太郎の笑顔なのは、過去に京都で風太郎を笑顔にすることができなかったから?
?
(「五等分の花嫁」37話より引用)
②79話でのワンシーンで四葉が風太郎の写真の子について深く詮索しようとしていたのにらいはの一言「初恋の子」を聞いたら逃げるようにその場から離脱したこと→自分=過去に風太郎と出会った子と分かった上で風太郎の初恋の子が自分だと知り恥ずかしくなった?
(3枚ともに「五等分の花嫁」79話より引用)
③ 「四葉が...応援」の発言の意味は「なぜ上杉君のことを好きな四葉が彼の恋愛を応援するのでしょう?」という意味?
(「五等分の花嫁」77話より引用)
④ 78話で四葉が三玖と風太郎の3人で京都を回ろうと言った意味
怪しまれないようにという意味のほかに、本当は風太郎と一緒に思い出の地を回りたいという気持ちがあったのでは?
⑤フォロワー様から提供していただいた情報です。
以上です。それでは次から今回のブログで僕が一番書きたかった考察を述べていきます。
(2)写真の子≠風太郎の想い出の女の子
写真に写ってる子と風太郎を変えた想い出の女の子(以下想い出の子)は別人ではないのか?という説です。
ただ別人説を唱えたとしても、私は現時点で作中で描かれている風太郎の過去の思い出のシーンに出てくる女の子は全て「四葉」だと思っています、
これまで写真の子=風太郎の思い出の女の子=四葉という式で話を進めてきました。
ここで一旦これは忘れて、
写真の子≠四葉 という式で話を進めていきます。
まず例の写真に写ってる女の子を見た人物を絞っていきます。1人目は五月ですね。五月が例の写真を持っていった零奈なのですから。
そして2人目は一花です。五月が落とした写真を見て「そっか」と納得したような顔で呟くシーンもありましたよね。
五姉妹のおじいちゃんが「ふとした仕草や表情、声で五人を見分ける」と言ってましたよね。
逆に言えばそこを見ることができない外見が同じ五姉妹の判断がつき辛いということです。
では五姉妹自身は写真に写ってる過去の自分たちを見て「これは四葉」「これは五月」などと判断できるのでしょうか?
5人並んでるならまだしも、例の写真のように1人だけなら?
「動き」がないただの写真では五姉妹を特定することは難しいのでは?
僕はそう考えました。
もしかしたら僕たちは写真の子=風太郎の想い出の女の子と知らず知らずのうちに思い込まされているのかもしれません。
(3) 写真の子= 一花説
これが今回のブログで僕が一番書きたかったことです。多分これが真実という可能性はほとんど無いと思います。こじつけの多い話ですから
だけど「こういう考えもあるんだ!」というようにこれを見ていただいてる皆様に感じていただきたいと思いますし、何より「面白い」と思っていただけたらそれ以上に嬉しいことはありません。
まず最初にこの考えに至ったきっかけのワンシーンを紹介します。
(「五等分の花嫁」66話より引用)
8巻でのスクランブルエッグ編での四葉の過去に仲良くしたかった子が一花に取られたという発言です。
この仲良くしたかった子、「風太郎」に仮定してみるととても面白くないですか?
わざわざあのねぎ先生がこのシーンを描いてるということはそう仮定できる可能性を与えてくれてるということでは?
ここから書くことは「風太郎=四葉が過去に仲良くしたかった子」「四葉=思い出の子」という二つの前提があります。必ずこれを頭に入れた上でお読みください。
まず四葉=思い出の子ですが、さっきまで考察してきた四葉=写真の子と同じ意味なので気にしないでください。
四葉が過去に仲良くしたかった子が風太郎なら、過去に四葉が風太郎に出会ったのは京都での修学旅行の日だけです。「次の日には一花にとられてた」という発言から実は風太郎と行動したのは一日だけでなく二日間ということになります。
一日目、五姉妹で行動している時に逸れた四葉と風太郎が出会い例の思い出達(現在までに描かれている過去の風太郎の修学旅行の回想シーン)が出来上がりました。
二日目も一緒に行動したなら、そこで五姉妹とは既に会っている可能性があります。その時一花に風太郎を取られたのではないでしょうか?
そして写真を撮ったのは「修学旅行の時に京都」で撮ったという情報だけ。細かな時間や場所の情報ありません。
では二日目に一花と風太郎が写真を撮ったとも言えるのではないでしょうか?
風太郎も五年前の記憶なので、あやふやなまま写真に写った子=思い出の女の子と自然に思い込んでいったのではないでしょうか?
そして私が違和感を感じたのはこのコマ
(「五等分の花嫁」77話より引用)
なぜ一花はこの写真を見ただけで瞬時に写真の詳細がわかったのでしょうか?
彼女にはこの写真を撮った「記憶」があるのではないでしょうか?その記憶がないと写真の詳細なんてわかるはずもないですよね。
先ほど話したように、五姉妹と言えど「動き」がない写真では誰が誰だか特定や判別ができないと私は考えています。
しかし、ただ一つだけの例外として
写真に写っているのが「自分自身」なら流石にわかるのではないのでしょうか?
(「五等分の花嫁」77話より引用)
この全てがわかったような一花の表情は彼女もまた、過去に風太郎と出会っていたことをこの写真で全て思い出したのではないのでしょうか?
そして最新話(82話)の終盤で「使えるものは使う」と一花が言ったシーンに例の写真が使われています。
彼女は写真の子を騙るのではなく、事実として自分が写真の子だということを彼に主張してアドバンテージを取りに行くのではと私は考えています。
そして79話での四葉の「写真ってなんですか?」発言は自分が風太郎の思い出の子と分かっていながらも写真を撮った覚えなんてないから気になって問い詰めようとしたのでは?と思いました。
風太郎と写真を撮った記憶があるならあんなとぼけた顔はしないし、何より深く聞こうともしないでしょう。詳細がわからないからこそ知りたかったのではないでしょうか?
風太郎はよく姉妹の入れ替わりトリックに悩まされていますが、一番最初に騙されたのは5年前だった...なんて展開があり得るかもしれませんね。
(3.5) 写真の子≠想い出の子は誤り?
ここからは元のブログからの追記となります。(4/24追記)
この2枚から、写真を撮った場所は「清水寺」になります。一日目に想い出の子=四葉と清水寺を回っており、また風太郎の「ここ(清水寺)で写真を撮った」発言から想い出の子=写真の子となります。
「君が必要だもん」と言った女の子はまぎれもない風太郎を変えた「想い出の子」であり、その後の回想の続きからその子と写真を撮ったことが判明しました。
ということで僕の「四葉は風太郎と出会った次の日に一花に風太郎を取られ、さらに一花と風太郎でツーショット写真を撮った」説は否定されます。
しかし最新話で「風太郎の過去の京都修学旅行は二日あった」説が強くなりました。
最新話(83話)で零奈ちゃん(ここでは過去風太郎と出会った五姉妹のうちの誰か)と出会った日は夜まで遊んでいたということが判明しました。
風太郎はそれを楽しかったと語っています。トランプなどして零奈ちゃんと様々な話をしていたのでしょうね。
さて、ここでこのシーンを思い出してみましょう
(五等分の花嫁34話より引用)
彼女と別れるシーンが風太郎が今回と話していることと違うことが示されています。
風太郎は「学校側に迎えに来てもらった」と言っています。だから零奈ちゃんと会った日は風太郎からお別れをする形になります。
しかし34話では彼女の方から別れを告げています。もし例の日が一日だとすると、辻褄が合いませんよね。
別れが二回あるということは、風太郎と零奈ちゃんが出会って遊んだ「次の日」が存在する可能性があります。
次は83話での一花の言葉の真意について考察します。
一花は「私達、過去に会ったことあるんだよ。信じて」と言いました。
僕はこれを嘘だと思えませんでした。
風太郎がその一花の言葉を瞬時に嘘と否定できたのは「お守りの所有の有無」で判断したからなんですよね。
零奈(五月)=写真の子=想い出の子と思っている風太郎は五月扮する零奈が過去の思い出の子=写真の子だと思っています。
だから六巻の冒頭でのボートのシーンで「お守りを俺に渡した零奈、だから零奈はお守りを持っていない」という意識の元、お守りを持っている子は「零奈ではない」と判断しているのでしょう。
そして零奈=写真の子と風太郎は考えているので、風太郎にとって一花は写真の子ではないという事になります。
ただそのお守りの所有の有無という判断基準だけでは「思い出の子」を特定することはできないです。五つあるお守りがそれぞれ一つずつ姉妹に配ったなら全員が持ってる。(五巻で五日が風太郎にお守りを1つ見せたシーンより考察)
お守りを風太郎に渡したのは零奈(五月)ですので、思い出の子と五月が同一人物でなかった場合思い出の子はお守りを持っていることになります。
そして京都の日が二日あるということは、二日目に一花と風太郎は写真を撮ってないにしろ一花と風太郎が出会って遊んだ可能性は十分にあります。
いや、むしろ66話での四葉の「仲良くしたい子が次の日一花にとられてた」発言から次の日一花と遊んだ可能性は高いですね。
写真は撮ってないにしろ、一花の発言「私たち昔に出会ってた」は否定できず、むしろ真実である可能性が高いと思います。
(4) の花嫁と8巻最後のキスの相手について
ここまで写真の子について考察を重ねてきましたが、それと同じくらいこの作品の大きな謎 「未来の花嫁」について最後に少し考察したいと思います。
未来の花嫁を考察するにあたって重要なのは写真の子の正体ではなく、8巻の最後にキスをした相手でしょう。
明らかに未来の花嫁とキスの相手がリンクしている描写がありましたよね。これは大きな伏線です。
これを踏まえた上でキスの相手は誰なのかを考察していきましょう。
まずは一人ずつ考察していきます。
二乃は「五月の姿でキスをしても意味はない」と言っていますから、可能性は一番低いですね。彼女の正々堂々としたやり方は見ている側もドキドキハラハラさせられます。六巻の彼女の表情の可愛さは限界を3回ほど超えているので是非彼女の表情に注目していただきたいですね。特にキンタローくんとシュークリーム作ってる時なんか最高ですよ。
次は三玖。スクランブルエッグ編最終日に三玖は風太郎に見破ってもらいましたね。キスはその後の展開なので気持ちが高ぶって...という可能性もあり得ますが奥手で控えめな彼女があのような大胆な行動ができるでしょうか?私にはあまりそう思えません。三玖の可能性も低いと思います。ただ三玖に関しては安定して可愛いシーンが提供されるので最高ですね。何を言ってるのか自分でもわかりません。
次は一花。スクランブルエッグ編の途中で風太郎にキスしようとするも未遂に終わります。彼女も大胆に見えますが、本当は慎重に行動するタイプ。ましてや一回は未遂に終わらせているので冷静でしょう。
個人的には正月に風太郎に唇を凝視された時の顔がとても可愛かったです。私も彼女に貢がれたいですし辛い時は「お姉ちゃん」と言いながら甘えたいですね。
この3人は作中で明確に風太郎への恋愛感情が示されています。
次は五月です。正直、彼女は風太郎に恋愛感情を持っているかどうかと聞かれると...僕は持っていないかな、と思います。もちろん好意は持ってるでしょうし異性として意識はしていると思います。
二乃に次いで可能性は低いと思います。
ただこの子、正直メインヒロインとして描かれていますよね。要所要所で彼女がメインになっていますし一巻の表紙はほとんど彼女が陣取ってますね。
最近はもぐもぐキャラで定着していますが私はいっぱい食べる女の子が好きなので五月ちゃんはめちゃくちゃ可愛いです。81話のホテルの夕食もぐもぐシーン可愛すぎますね。
最後に四葉です。
正直一番可能性は高いと思います。
正月で四葉は風太郎のほっぺにキスをします。ここまでの考察で書いてきましたがあれは抑圧された風太郎への「好き」の感情が思わず無意識に現れてしまったシーンなのでは?と思っています。
彼女がなぜ風太郎から身を引こうとするのか、それは姉妹のため。
せめて自分のファーストキスを彼に捧げたいと思い、もしかしたら風太郎が自分のことを好きになってくれるかもしれないとジンクスに賭けて鐘の下でキスをしたのではないでしょうか?五月の姿なので彼には誰かわかりませんからね。
さて、ここまでの話をまとめますのキスの相手の可能性は四葉>一花>三玖>五月=二乃となります。
ここで言いたいのは必ずしもキスをした相手が花嫁になるとは限らないということ。
この謎が明かされる日は多分京都編では無いと思いますが、またこのキスに関する考察材料が提供されたらじっくり考えたいと思います。
(5)まとめ
長い文章でしたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
少しでも皆様に「面白い」と思ってもらえたならこのブログを書いた甲斐があります。
王道ラブコメながら、これだけ頭を使って楽しめるミステリー要素を含んだ作品はこの作品以外に私は知りません。
そして連載中に出会えたことは本当に幸運なことだと思っています。連載が終了した後に読むとすべての結果が書かれてしまっていますから考察することができませんから。
私がこのブログで書いたことは作品の「真理」に関連しているのでしょうか?それともまったく関係のないことなのでしょうか?
全てのその答えが明かされる時まで楽しみにしています。
最後になりますが、情報を提供していただいたフォロワー様方や、このブログ以前に素晴らしい考察をなさっていた先人の方々、本当にありがとうございました。
そして何より、最後までこの長くて読みにくくて無茶苦茶な考察ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!
⚠︎ブログにおいて公開されている情報物は全て
講談社様から出版されています「週刊少年マガジン」連載中の春場ねぎ様 著作
『五等分の花嫁』より引用しております
83話徹底考察!一花は嘘をついてない!?
こんばんは。最新話を見て勢いで執筆します。僕的に今回の話は僕が今まで考えてきた考察の信頼度を高める話だと思いました。
今から話すことは僕の考察を前提にしていますので、ぜひもう一つの記事「写真の子を徹底考察」を読んでからこの記事を見ていただけると幸いです。ていうか見ないと分からないと思います。
1 「あの日」についての言及
ついに来ましたね、あの日についての言及が
零奈ちゃん(ここでは過去風太郎と出会った五姉妹のうちの誰か)と出会った日は夜まで遊んでいた模様。
風太郎はそれを楽しかったと語っています。トランプなどして零奈ちゃんと様々な話をしていたのでしょうね。
さて、ここでこのシーンを思い出してみましょう
(五等分の花嫁34話より引用)
彼女と別れるシーンが風太郎が今回と話していることと違うことが示されています。
風太郎は「学校側に迎えに来てもらった」と言っています。
しかし34話では彼女の方から別れを告げています。もし例の日が一日だとすると、辻褄が合いませんよね。
別れが二回あるということは、風太郎と零奈ちゃんが出会って遊んだ「次の日」が存在する可能性があります。
そう、例の日は一日だけじゃなくて二日あったのです。
2 一花の言葉の真意
ここから私の前記事の考察、「写真の子=一花説」を前提に話します。
一花は「私達、過去に会ったことあるんだよ。信じて」と言いました。
さて、私は彼女が嘘をついているとは思いませんでした。
だってこれは本当なのですから。
僕は考察記事で「一日目に思い出の女の子と会って、二日目にその思い出の女の子とは違う五姉妹のうちの誰かと風太郎は写真を撮った。それが一花」という説をあげていました。
そして風太郎がその一花の言葉を瞬時に嘘と否定できたのは「お守りの所有の有無」で判断したからなんですよね。
零奈(五月)=写真の子=想い出の子と思っている風太郎は五月扮する零奈が過去の思い出の子=写真の子だと思っています。
だから六巻の冒頭でのボートのシーンでお守りをあの日捨てた零奈という意識の元、お守りを持っていない子は「零奈ではない」と判断しているのでしょう。
ただそのお守りの所有の有無という判断基準だけでは「思い出の子」を特定することはできないです。五つあるお守りがそれぞれ一つずつ姉妹に配ったなら全員が持ってる。
お守りを風太郎に渡したのは五月ですので、思い出の子と五月が同一人物でなかった場合思い出の子はお守りを持っていることになります。
そしてこれは僕がずっと気になってたことで、今回のブログで初めていうのですが
風太郎、なぜあの写真で「つまらなさそうな顔」をしていたのでしょう?
僕はそれを思春期の男の子あるあるで恥ずかしがったからだとずっと思ってました。しかしそれでは納得しきれなかったのです。
そして今回、風太郎の発言「あの子と遊んだことは楽しかった記憶」があります。
じゃあなぜ写真ではあんな嫌そうな顔をしているのでしょうか?
もしかして零奈ちゃんとは全く同じ外見だけど、違う子だとわかってたから不満そうな顔をしていたのかもしれせんね。
3 最後の一花と三玖のシーン
結論から言います。これは入れ替わってると思います。
一花のセリフ「お腹痛ぁ...」に違和感を感じます。普段の社交的な彼女ならもう少し良好なコミュニケーションを取れるでしょう。
そしてなぜ、入れ替わったのか
17ページの意味深な顔から何か企んでるだと僕は思います。
しかし、三玖が「風太郎とどんな顔して会ったらいいかわからない」と発言しているため、もしかしたら一花が三玖に変装して風太郎にあの日の告白未遂について弁明しようとしているのかもしれません。これからも三玖と風太郎が円滑に交友関係を進めるために....
ただ、その可能性は低いでしょう。
三玖扮する一花の選んだDコースは歴史巡りという三玖の趣向にあったコースですし、一花扮する三玖の選んだEは太秦映画村。女優志望の一花にとってはベストマッチです。
ではなぜ、三玖に変装したのか?と言われると正直そこまで強い理由は出てきません。三玖に変装するなら三玖との対話が絶対必要ですから黙って変装できませんしね。
ただ、強いて言うなら一花の姿で行くと風太郎に拒絶されると思ったから?と僕は思っています。
4 まとめ
今回は写真が少なめで、なおかつ僕の前のブログを読んでいない方なら意味がわからないことがあったと思います。
宣伝とかでは全くなく、ただ今回で出てきた疑問点を僕の前の考察を前提にさらに考察を重ねたら疑問点がいくつか解消されると思います。
再来週まで更新はないですが、非常に今回は読み応えがあり考察材料もたくさん投げかけられています。
ゴールデンウィーク中にまた1〜9巻、最新話までを読み返して是非考察を深めていきましょう!
五等分の花嫁最大の謎、「写真の子」について徹底考察!
初めまして。ろばにーと申します。
大人気漫画「五等分の花嫁」の作中最大の謎、「写真の子」について今回は考察をしていきたいと思います。ブログ初心者ですので乱文雑文誤字脱字等ありますが暖かい目で見守ってくださると嬉しいです。
注意事項です!
1 矛盾や強引に解説してるところもあります。「これこじつけだろ!」と思われるところもあると思いますがそこは見逃していただきたいです。
2 1話から最新話までの内容を含みます。
単行本勢、アニメ勢の方でネタバレが嫌な方は閲覧を避けてください。
3 もしこのブログの内容について補足部分などありましたらコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
4 五等分の花嫁の考察をしている方たちの意見も参考にしています。それ故「この考察部分どっかでみたことあるぞ...」と思われる部分もあるかと思いますが被るのは仕方のないことですので、指摘はやめてください。
5 私の想像の範疇の話が多々出てきます
なので「絶対こういう事だ!」と断言してるわけじゃなく「こういう事だったら面白いな〜」という可能性の話をここでしているだけです。そこを理解した上でお読みください。あくまでも「予想」です。
それではまず最初に、最新話までで確定している事項を再確認してみましょう
写真の子=中野五姉妹のうちの誰か
ボートで会った零奈とショッピングモールで会った零奈=五月
写真の子に関する話ではこの二つが確定事項となっています。
(1) 四葉=写真の子説
五等分の花嫁で一番の謎と言ってもいい、
風太郎を変えた思い出の写真の子。
作中でそれは五姉妹の誰かという事が確定しています。
最近では五月か四葉のどちらかが写真の子だと言われていますが、私もそう思っています。一花、二乃、三玖ではないという話は筋から逸れてしまうので、ここではしません。
このブログでは主にその写真の子=四葉という事で進めていきます。
簡潔になぜ五月が写真の子ではないかというと、ここ最近の彼女の動き方が五月=写真の子ということを否定しているからです。
自分が写真の子ならば風太郎にそう言えば済む話なのですが、あくまでも五月は風太郎に「写真の子について風太郎自身に思い出してもらう」というスタンスで、回りくどい行動ばかりしています。
逆に四葉が写真の子だということを説明するためのピースはそれなりに揃うんですよね。なので僕は写真の子=四葉説を推しています。
ではなぜ四葉なのか?という事ですが、それは以下の考察材料から来ています。
①風太郎の理想の女の子は「写真の子」で「写真の子」に一番近いのは「四葉」?
5年前、修学旅行中に「自分はいらない人間だ」と思い班から抜け、単独行動を開始した風太郎
一人でいる時に盗撮を疑われ、ピンチになったその時助けてくれた女の子が写真の女の子でした。見ず知らずの困ってる人を迷わず助けようとする女の子。
さて、五姉妹でこの写真の女の子の性格に一番当てはまるのは誰でしょう?
四葉ですよね。困っている人を放っておけず、自分のことを顧みず助ける。そんな素晴らしい正義感と優しさを持っている彼女。
明るい性格なら社交的な一花が居ますが、五姉妹の中で一番この条件に合っているのは四葉です。
考察材料が限られてる中で、「写真の子」の言動や表情、仕草などが描かれているシーンは「写真の子」を考察しようとした時に他の何よりも強い考察材料となります。
風太郎にとって写真の子というのは「恩人」です。この子に出会ってからずっと彼は「誰かに必要とされる人間になる」という信念のもと勉強に励んできました。
5年という長い月日の中で、風太郎の中で大きな支えとなり、そして彼女に対する想いはどんどん増していきいつからか「写真の子=理想の女の子」という対象になっていった可能性は高いです。
そして風太郎は四葉に対し写真の子を重ねている描写があります。作品の中でこの描写が存在するのは五姉妹のうち四葉だけです。
(4/20追記 五月にも重ねてるシーンが5巻p26〜28にありました。本旨にはあまり関わらないところなので訂正はせず追記とだけさせていただきます。)
(「五等分の花嫁 」36話より引用)
これは彼が「写真の子と四葉が似ている」と感じていることを示唆しているのではないでしょうか?
反論として「五年前はほとんどみんな同じ性格と外見だった」という作中のセリフがあります。これが本当ならあの日声をかけた女の子は必ずしも「四葉」と言えません。
しかし五人全員が一緒というのは完全にあり得ません。それなら五人を見分ける術がなくなってしまいます。
生まれた時から彼女たち一人一人に必ず差異はあるはずです。
四葉のあのお人好しな性格は生まれ持ったものであると言え、他の姉妹は持っていない「オンリーワン」の性格と言えます。
②風太郎の前に現れた零奈について
写真の子を語る上で外せないのが零奈の存在です。ここでいう零奈とは42話にて風太郎の前に現れた子と79話にてショッピングモールに現れた子を指します。そして79話でその正体が五月と判明しました。
さて、写真の子=四葉だとすると写真の子を騙る零奈の正体がなぜ五月なのか?という疑問が生まれてきます。
ここで提唱するのが「四葉が五月に風太郎が写真の子にさよならしてもらえるように頼んだ」説です。もう一つは「五月が単独で零奈を騙った」説です。
後者は五月の動機が不明です。この場合「写真の子」に関わってる人物が五姉妹で五月だけだいうことになります。
五月は家出中でしたのでその時四姉妹と関わることはなかったはずです。しかし一人だけ風太郎が五月に過去のことを話してから零奈に変装するまでに五月と会った人物がいます。
それは四葉です(「五等分の花嫁」41話より引用)
もし五月が他の姉妹と協力し、または他の姉妹から頼まれて零奈を騙ったならその他の姉妹に一番合致するのは「四葉」でしょう。まず零奈に変装するための道具を用意するためには誰かの協力を仰がないといけませんよね。
この時点で既に五月が誰かと共謀している可能性が濃厚であり、四葉が変装道具を五月に渡した可能性が高いです。また四葉に、零奈に変装する理由を黙ろうとしても彼女の性格からきっと聞かないままではいられないでしょう。
そして最初の方にも書きましたが五月=写真の子ではないと僕は思っています。零奈は「現在の写真の子」の具体化なので五月が写真の子でないなら彼女が単独で零奈を騙る理由がありませんね。
考えられる一つの理由として、落ち込んでいる風太郎を励ますために零奈を騙ることにしたのかもしれませんがそれは五月が単独で「写真の子の未練を断ち切る」という考えに至るということ。
五月は風太郎に過去の女の子について一部しか聞かされてないので考えにくいです。そして別れ際はほとんど無理やり風太郎に「さよなら」をしている以上落ち込んでいる彼を励ますために現れたとは考えにくいです。
零奈が風太郎の前に現れた理由は「風太郎を縛る過去の写真の子とさよならさせるため」で、写真の子が五月ではない以上五月単独でこの思想には至らないでしょう。
なので後者の説は否定されます。
と言うことで今回は前者の「四葉が五月に変装を頼んだ」説を考察していきます。
ここからは想像の話が多くなります。
七つのサヨナラ編で五月は家出をし、風太郎家に居候することになります。
その時五月と風太郎は夜月を見に外に散歩へ出かけます。
そこで風太郎は、写真の子への想いを五月に語ります。
その時、茂みが揺れるシーンがありましたよね?誰かがそこに居たという示唆でしょう。
僕はこれを、「駅伝の自主練をしていた四葉がこっそり見てた」と思いました。
そして四葉はその写真の子=自分と気づき、風太郎の未練を断ち切るために駅伝の練習で忙しい自分に代わって五月に零奈に変装してもらうことを頼んだ...という説です。
ここでの疑問点は
1 四葉はいつから自分が写真の子だと気付いた?
2 なぜ四葉は風太郎に過去の自分を忘れてもらいたかった?(=未練を断ち切って欲しかったか)
の二つです。
まず一つ目に関してお話しします。
これは僕は最初から気づいていたと思っています。
しかしなぜ四葉は上杉風太郎という人物が「彼」だとわかったのでしょうか?
テストの答案を落としたシーンを見たという描写はありませんでした。
このシーン、普通に作品を読んでいるだけではそこまで気にならないシーンですよね。
だけどこの説を提唱するには十分な考察材料となります。
作中で5年前の写真の子と別れる時、「じゃあね、上杉風太郎くん」とフルネームを呼ばれています。
ということは四葉が写真の子なら風太郎のフルネームを風太郎と出会う時まで覚えていても不思議ではありません。
ただ過去の風太郎と現在の風太郎は外見が違うのですぐに特定できたとはなかなか思えませんが
この時点ではまだ四葉に過去風太郎と出会った思い出は残っていたとしても、その男の子が風太郎自身だとは確信できないでしょう。
それを風太郎が五月に過去を語っている時に茂みの中から聞いていて、風太郎の思い出が自分の思い出と合致しているとわかり
自分が風太郎の思い出の写真の子と気付いたというのが僕の考えです。
そして二つ目のなぜ四葉は風太郎に過去の自分の未練を断ち切って欲しかったのか?という事について説明します。
はっきり言います。四葉は風太郎のことが好きだと僕は思っています。
72話で四葉は風太郎に対し「凄い人」「私と上杉さんが付き合うなんて恐れ多い」と発言しています。第1話で彼のことを天才と呼んでいるのもそうですが、四葉は風太郎をとても尊敬しており、凄い人だという認識をしています。
そして彼と出会い共に過ごしてきた時間の中で彼に恋愛感情を抱くのは不思議ではありません。
一花も二乃も三玖も同じ時間を過ごし、だんだんと彼に恋愛感情を持っていったのに四葉は持っていないとは言い切れませんよね。ましてや五姉妹の中で唯一最初から彼のことを尊敬し、彼に協力していたのですから。
そして72話での四葉の表情に注目してみましょう。
(二枚共に「五等分の花嫁」72話より引用)
これは恋する乙女の顔でしょう...!
他にも顔を赤らめてるシーンが多数あります。
そして「みんなに悪いよ 私はただ上杉さんがすごい人だってみんなに知って欲しかっただけ」と発言しています。
このみんなとは誰のことを指すのでしょう?風太郎と付き合っているという噂を流されて困るのは相手の風太郎だけです。ほかのクラスメイトには何の迷惑もかかりませんよね。
「私が上杉さんと付き合っているという話が大きくなったら、風太郎を好きな他の姉妹に対して迷惑がかかってしまう」
こう考えるのが自然でしょう。
「読者」の私たちは一花、二乃、三玖の風太郎に対する好意を把握していますが、72話時点で四葉は三玖の好意のみを把握している状況です。それなのに「みんな」というのはおかしいでしょう。つまり四葉は一花や二乃が風太郎に対して好意を持っているということに勘付いているのです。
ここで僕の見解を述べさせていただきます。
四葉は勉強が苦手なだけで決して頭の悪い子ではありません。
唐突ですが、皆さんの周りに「空気が読める人」はいますか?周りの人間がして欲しいことや、感じてることを理解しその人に求められている行動ができる人間です。四葉はこのタイプの人間だと私は思います。
風太郎に81話で「お前は周り(主に他の姉妹).に気を遣いすぎだ」と怒られているシーンもありますよね。
それならば、一花と二乃が風太郎に恋愛感情を持ってると察する事も難しいことではないでしょう。三玖の恋愛感情は確定で知っているので、三玖だけのために譲ったとも言えます。
。
(「五等分の花嫁」81話より引用)
そして「姉妹のみんなが私より幸せになるのは当然です」とも四葉は発言しています。
自分の風太郎への恋愛感情を押し殺し、他の姉妹に譲る....こういった考えに彼女がなっていても不思議ではありませんね。
そして極め付けはこのシーン(五等分の花嫁」78話より引用)
「自分はどうでもいいから、ほかの四人の姉妹の意見を尊重しよう!」という彼女の心情が聞こえてくるようです。
その後の悲しげな「何か問題ありますか?」も闇四葉ですね。
これが四葉の性格その1「自己犠牲の精神」です。
そしてもう一つ彼女の性格で特筆すべきものがあります。四葉の性格その2「自己評価の低さ」です。
四葉は前の高校で自分だけ落第してしまったという経験があります。そのせいで姉妹のみんなに迷惑をかけた...と言ってるシーンもあります。
彼女がどんな人生を歩んできたかはまだ私にはわかりません。ただ成功ばかりの人生では無かったでしょう。挫折も多かったはずです。「失敗続きの私だけど」とも7巻の56話で言っています。その失敗を繰り返す過程で、彼女の自己肯定感はどんどん低くなっていったのではないでしょうか?
そして...あの日誓った約束を果たせていないことが一番彼女の中で辛い事なんじゃないでしょうか?
五年前、写真の子は風太郎に「私が姉妹のお手本になるんだ」と言いました。
「一人で寂しいもの同士仲良くしようよ」とも言いました。
時が経ち、風太郎は勉強を頑張って全国模試3位の成績を叩き出すほど努力をして凄い人間になり、誰かから必要とされる人間に、そして五姉妹に必要とされる人間になりました。
これは零奈も言っています。「君はもう、必要とされる人間になってるよ」と。
しかし四葉は姉妹のお手本になるといったのに、とてもそうは言えない状況になっています。自分だけ前の高校で落第してしまったのが極め付けでしょう。
そして風太郎の中で、写真の女の子はまさに理想の女の子と言えるほど彼の中で大きな存在になっていました。
もしそれが四葉だと風太郎が知ったなら風太郎はどんな反応をすると四葉は思ったのでしょうか?
自分のことをダメな人間と思っている四葉は、「風太郎の中の過去の自分と今の自分のギャップ」に苦しんだのではないでしょうか?風太郎の中の理想像を壊すのが怖かったのではないでしょうか?
なので風太郎が自分が写真の子という事実に気付く前にその未練を断ち切って欲しいと思ったのでは?
全ては風太郎に失望されないように...
というのが僕の考えです。
さあ、この2点を踏まえてこのシーン見てみましょう。
(「五等分の花嫁」72話より引用)
この衝撃のシーンは話題になりましたね。一部では「闇四葉」とも言われてました。風太郎と付き合ってるのか?と聞かれるシーンの後ですよね
しかしこれまでの話を踏まえるとこの何か諦めたような表情の意味はわかりますよね。
(風太郎の事が好きだが、自分は彼に釣り合わない存在。そして同時に他の姉妹の幸せのために彼を好きという感情は押し殺す。だから風太郎と付き合うことは)
「ありえません。」
という意味だと僕は考えています。
今回話したことは想像の話が多いですし、ツッコミ部分も多いでしょう。「なぜ零奈が存在したのか」という真の意味が早く作中で描かれることを期待しています。
しかしここで書いた情報は四葉=写真の子説をさらに強くする情報も複数含まれています。想像だけでの話ではないということをご理解していただきたいです。
③五月の行動の真意
次は五月の最近の行動について考察していきます。②で語った「四葉が五月に変装を頼んだ説(以下五月四葉共謀説)」を零奈が存在する理由として説明する場合五月についても深く考察しなければなりませんね。
ましてや修学旅行編の意味深な行動は見逃せません。
それではまず零奈初登場時の五巻のボートのシーンから振り返ってみましょう。
ここでは四葉に頼まれた通り彼の写真の子への想いを断ち切るために行動します。
しかしそこで彼女が独断で行動した一つのシーンがあります。それは母親の名前を語った事です。これはとっさに名前を聞かれた時に思いついたのが母親の名前だということでしょう。
ボートのシーンは軽く振り返るだけにしておいて、次はショッピングモールのシーンを振り返ってみましょう。
あの日「さよなら」を誓った彼女はもう一度風太郎の前に現れます。この時点で疑問点が生まれますね。なぜもう一度彼の前に現れたのか。
四葉がもう一度現れるように頼んだとは思えません。なぜなら彼女にとって過去の自分は風太郎に忘れてほしい人間だからです。今更蒸し返すようなことはしませんよね。
そして零奈変装グッズを五月が四葉に隠していた時点で今回は四葉に頼まれてないということがわかりますね。ということは五月が単独で零奈として行動しているということです。
2回目の零奈は「自分が誰なのか当ててみて」と風太郎に言いました。
なぜこんな回りくどいことをするのでしょうか?
このブログの最初の方でも書きましたが自分が写真の女の子ならそうと風太郎に伝えればいいだけの話ですよね。
そしてこのブログでは四葉=写真の子として話を進めていっています。
四葉にもバレないように行動しています。
簡潔にいうと「四葉に自分が何をしているかバレないように、風太郎に過去のこと(写真の子)を自発的に思い出してもらう」のが五月の狙いです。
ではなぜこんな回りくどい考えに至ったのでしょう?
ここで私は「五月が四葉のために、そして風太郎のためにこの行動をしている」という説を唱えたいと思います。
まず五月がこの考えに至った理由を紹介します。
78話で五月は一花、二乃、三玖の3人が風太郎に恋愛感情を持っていることを知ります。
(「五等分の花嫁」78話より引用)
ここで五月は「上杉くん、あなたは写真の女の子の本当の正体を知らないままで他の姉妹と付き合うことになっても本当に良いのですか?」となったのではないか?と思いました。これが風太郎のための理由です。彼がずっと追い求めてる「写真の子」がすぐそばにいるのですから。
しかし風太郎に「写真の女の子は四葉です!」と言ってしまってはいけません。
なぜなら四葉がそれを求めていないからです。過去の自分を忘れてほしい四葉にそれを蒸し返すようなことをすると言ったら間違いなく断られるでしょう。
だからあんな回りくどいやり方をして彼に「自覚」させようとしているのです。
そして四葉に対し「四葉、上杉くんへの思いを本当に断ち切っても良いのですか?」と思ったのではないでしょうか?
風太郎のことが本当は好きな四葉。しかし四葉は姉妹に遠慮してシスターズウォーの土俵に立たないようにしています。五月はそれを公平でないと考えたのではないでしょうか?
風太郎に写真の子の正体を気づかせ、なおかつ行動の意味を四葉に悟られないようにするためにあんな行動をしているとしたらしっくりきませんでしょうか?
四葉が五月に「私に何か隠してる?」と82話で言っていましたが、わざわざ「私」と強調しているあたり五月が四葉に対し隠し事をしているということが強調されているので四葉五月共謀説を強くする考察材料にもなると思います。
これで五月の行動の真意についての僕の考察は終わりますが、正直な話この考察はそこまで強いものではないかと思っています。
想像の話が多いですからね。
これを描写通りに受け取るなら「四葉=写真の子」説の否定となります。
そして今更話すのもおかしい...いや、ここまで書いてきたからこそこれを話す時が来たというべきなのでしょう。
その前に本筋に様々な理由で組み込めなかった考察材料を紹介します。これらも重要ですので是非見てください。
(1.5) 考察材料たち
①五巻のデートシーンの一コマ
四葉の欲しいもの=風太郎の笑顔なのは、過去に京都で風太郎を笑顔にすることができなかったから?
?
(「五等分の花嫁」37話より引用)
②79話でのワンシーンで四葉が風太郎の写真の子について深く詮索しようとしていたのにらいはの一言「初恋の子」を聞いたら逃げるようにその場から離脱したこと→自分=過去に風太郎と出会った子と分かった上で風太郎の初恋の子が自分だと知り恥ずかしくなった?
(3枚ともに「五等分の花嫁」79話より引用)
③ 「四葉が...応援」の発言の意味は「なぜ上杉君のことを好きな四葉が彼の恋愛を応援するのでしょう?」という意味?
(「五等分の花嫁」77話より引用)
④ 78話で四葉が三玖と風太郎の3人で京都を回ろうと言った意味
怪しまれないようにという意味のほかに、本当は風太郎と一緒に思い出の地を回りたいという気持ちがあったのでは?
⑤フォロワー様から提供していただいた情報です。
以上です。それでは次から今回のブログで僕が一番書きたかった考察を述べていきます。
(2)写真の子≠風太郎の想い出の女の子
写真に写ってる子と風太郎を変えた想い出の女の子(以下想い出の子)は別人ではないのか?という説です。
ただ別人説を唱えたとしても、私は現時点で作中で描かれている風太郎の過去の思い出のシーンに出てくる女の子は全て「四葉」だと思っています、
これまで写真の子=風太郎の思い出の女の子=四葉という式で話を進めてきました。
ここで一旦これは忘れて、
写真の子≠四葉 という式で話を進めていきます。
まず例の写真に写ってる女の子を見た人物を絞っていきます。1人目は五月ですね。五月が例の写真を持っていった零奈なのですから。
そして2人目は一花です。五月が落とした写真を見て「そっか」と納得したような顔で呟くシーンもありましたよね。
五姉妹のおじいちゃんが「ふとした仕草や表情、声で五人を見分ける」と言ってましたよね。
逆に言えばそこを見ることができないと外見が同じ五姉妹の判断がつき辛いということです。
では五姉妹自身は写真に写ってる過去の自分たちを見て「これは四葉」「これは五月」などと判断できるのでしょうか?
5人並んでるならまだしも、例の写真のように1人だけなら?
「動き」がないただの写真では五姉妹を特定することは難しいのでは?
僕はそう考えました。
もしかしたら僕たちは写真の子=風太郎の想い出の女の子と知らず知らずのうちに思い込まされているのかもしれません。
(3) 写真の子= 一花説
これが今回のブログで僕が一番書きたかったことです。多分これが真実という可能性はほとんど無いと思います。こじつけの多い話ですから
だけど「こういう考えもあるんだ!」というようにこれを見ていただいてる皆様に感じていただきたいと思いますし、何より「面白い」と思っていただけたらそれ以上に嬉しいことはありません。
まず最初にこの考えに至ったきっかけのワンシーンを紹介します。
(「五等分の花嫁」66話より引用)
8巻でのスクランブルエッグ編での四葉の過去に仲良くしたかった子が一花に取られたという発言です。
この仲良くしたかった子、「風太郎」に仮定してみるととても面白くないですか?
わざわざあのねぎ先生がこのシーンを描いてるということはそう仮定できる可能性を与えてくれてるということでは?
ここから書くことは「風太郎=四葉が過去に仲良くしたかった子」「四葉=思い出の子」という二つの前提があります。必ずこれを頭に入れた上でお読みください。
まず四葉=思い出の子ですが、さっきまで考察してきた四葉=写真の子と同じ意味なので気にしないでください。
四葉が過去に仲良くしたかった子が風太郎なら、過去に四葉が風太郎に出会ったのは京都での修学旅行の日だけです。「次の日には一花にとられてた」という発言から実は風太郎と行動したのは一日だけでなく二日間ということになります。
一日目、五姉妹で行動している時に逸れた四葉と風太郎が出会い例の思い出達(現在までに描かれている過去の風太郎の修学旅行の回想シーン)が出来上がりました。
二日目も一緒に行動したなら、そこで五姉妹とは既に会っている可能性があります。その時一花に風太郎を取られたのではないでしょうか?
そして写真を撮ったのは「修学旅行の時に京都」で撮ったという情報だけ。細かな時間や場所の情報ありません。
では二日目に一花と風太郎が写真を撮ったとも言えるのではないでしょうか?
風太郎も五年前の記憶なので、あやふやなまま写真に写った子=思い出の女の子と自然に思い込んでいったのではないでしょうか?
そして私が違和感を感じたのはこのコマ
(「五等分の花嫁」77話より引用)
なぜ一花はこの写真を見ただけで瞬時に写真の詳細がわかったのでしょうか?
彼女にはこの写真を撮った「記憶」があるのではないでしょうか?その記憶がないと写真の詳細なんてわかるはずもないですよね。
先ほど話したように、五姉妹と言えど「動き」がない写真では誰が誰だか特定や判別ができないと私は考えています。
しかし、ただ一つだけの例外として
写真に写っているのが「自分自身」なら流石にわかるのではないのでしょうか?
(「五等分の花嫁」77話より引用)
この全てがわかったような一花の表情は彼女もまた、過去に風太郎と出会っていたことをこの写真で全て思い出したのではないのでしょうか?
そして最新話(82話)の終盤で「使えるものは使う」と一花が言ったシーンに例の写真が使われています。
彼女は写真の子を騙るのではなく、事実として自分が写真の子だということを彼に主張してアドバンテージを取りに行くのではと私は考えています。
そして79話での四葉の「写真ってなんですか?」発言は自分が風太郎の思い出の子と分かっていながらも写真を撮った覚えなんてないから気になって問い詰めようとしたのでは?と思いました。
風太郎と写真を撮った記憶があるならあんなとぼけた顔はしないし、何より深く聞こうともしないでしょう。詳細がわからないからこそ知りたかったのではないでしょうか?
風太郎はよく姉妹の入れ替わりトリックに悩まされていますが、一番最初に騙されたのは5年前だった...なんて展開があり得るかもしれませんね。
以上で一花=写真の子説の考察を終了とさせていただきます。
(4) 未来の花嫁と8巻最後のキスの相手について
ここまで写真の子について考察を重ねてきましたが、それと同じくらいこの作品の大きな謎 「未来の花嫁」について最後に少し考察したいと思います。
未来の花嫁を考察するにあたって重要なのは写真の子の正体ではなく、8巻の最後にキスをした相手でしょう。
明らかに未来の花嫁とキスの相手がリンクしている描写がありましたよね。これは大きな伏線です。
これを踏まえた上でキスの相手は誰なのかを考察していきましょう。
まずは一人ずつ考察していきます。
二乃は「五月の姿でキスをしても意味はない」と言っていますから、可能性は一番低いですね。彼女の正々堂々としたやり方は見ている側もドキドキハラハラさせられます。六巻の彼女の表情の可愛さは限界を3回ほど超えているので是非彼女の表情に注目していただきたいですね。特にキンタローくんとシュークリーム作ってる時なんか最高ですよ。
次は三玖。スクランブルエッグ編最終日に三玖は風太郎に見破ってもらいましたね。キスはその後の展開なので気持ちが高ぶって...という可能性もあり得ますが奥手で控えめな彼女があのような大胆な行動ができるでしょうか?私にはあまりそう思えません。三玖の可能性も低いと思います。ただ三玖に関しては安定して可愛いシーンが提供されるので最高ですね。何を言ってるのか自分でもわかりません。
次は一花。スクランブルエッグ編の途中で風太郎にキスしようとするも未遂に終わります。彼女も大胆に見えますが、本当は慎重に行動するタイプ。ましてや一回は未遂に終わらせているので冷静でしょう。
個人的には正月に風太郎に唇を凝視された時の顔がとても可愛かったです。私も彼女に貢がれたいですし辛い時は「お姉ちゃん」と言いながら甘えたいですね。
この3人は作中で明確に風太郎への恋愛感情が示されています。
次は五月です。正直、彼女は風太郎に恋愛感情を持っているかどうかと聞かれると...僕は持っていないかな、と思います。もちろん好意は持ってるでしょうし異性として意識はしていると思います。
二乃に次いで可能性は低いと思います。
ただこの子、正直メインヒロインとして描かれていますよね。要所要所で彼女がメインになっていますし一巻の表紙はほとんど彼女が陣取ってますね。
最近はもぐもぐキャラで定着していますが私はいっぱい食べる女の子が好きなので五月ちゃんはめちゃくちゃ可愛いです。81話のホテルの夕食もぐもぐシーン可愛すぎますね。
最後に四葉です。
正直一番可能性は高いと思います。
正月で四葉は風太郎のほっぺにキスをします。ここまでの考察で書いてきましたがあれは抑圧された風太郎への「好き」の感情が思わず無意識に現れてしまったシーンなのでは?と思っています。
彼女がなぜ風太郎から身を引こうとするのか、それは姉妹のため。
せめて自分のファーストキスを彼に捧げたいと思い、もしかしたら風太郎が自分のことを好きになってくれるかもしれないとジンクスに賭けて鐘の下でキスをしたのではないでしょうか?五月の姿なので彼には誰かわかりませんからね。
さて、ここまでの話をまとめますのキスの相手の可能性は四葉>一花>三玖>五月=二乃となります。
ここで言いたいのは必ずしもキスをした相手が花嫁になるとは限らないということ。
この謎が明かされる日は多分京都編では無いと思いますが、またこのキスに関する考察材料が提供されたらじっくり考えたいと思います。
(5)まとめ
長い文章でしたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
少しでも皆様に「面白い」と思ってもらえたならこのブログを書いた甲斐があります。
王道ラブコメながら、これだけ頭を使って楽しめるミステリー要素を含んだ作品はこの作品以外に私は知りません。
そして連載中に出会えたことは本当に幸運なことだと思っています。連載が終了した後に読むとすべての結果が書かれてしまっていますから考察することができませんから。
私がこのブログで書いたことは作品の「真理」に関連しているのでしょうか?それともまったく関係のないことなのでしょうか?
全てのその答えが明かされる時まで楽しみにしています。
最後になりますが、情報を提供していただいたフォロワー様方や、このブログ以前に素晴らしい考察をなさっていた先人の方々、本当にありがとうございました。
そして何より、最後までこの長くて読みにくくて無茶苦茶な考察ブログを読んでいただき、本当にありがとうございました!
⚠︎ブログにおいて公開されている情報物は全て
講談社様から出版されています「週刊少年マガジン」連載中の春場ねぎ様 著作
『五等分の花嫁』より引用しております